まずは、できるだけ今の生活に近い状態にしたいのか、それとも現状以上の生活を求めていかれるのか考えてみましょう。前者でしたら、相談員と一緒になってなるべくご希望に近い施設を選ぶことができます。
もしも後者でしたら、現状の不満を書き出してみてください。たとえば、生活な不便な立地であったり、近隣の人間関係に疲弊されていて移転をご希望されるようなこともあります。ただ単に、現在のご住まいがバリアフリー対応していないため、住居を改築されるか施設入居かどうかをご検討されているかも知れません。具体的なご不満を挙げていくことが、入居先探しの最初のステップとなります。
具体的条件の書き出し例
友達がいない(亡くなった、引っ越した)
▶ 友達を作りたい。できれば趣味の縁が欲しい。気力・体力がない(すぐに疲れる、長時間歩けない)
▶ リハビリをして体力減退を防ぎたい適応力が減少した(新しいことが覚えられない)
▶ 必要な時に助けが欲しい病院に1人で行けない
▶ 定期的に医師に診てもらいたいお稽古事に行けない
▶ 趣味を続けたい家事全般ができなくなった
▶ 食事や清掃などの家事から解放されたい心臓に疾患があり、いつ発作が起こるかわからない
▶ 24時間見守り体制がある引きこもりがちで鬱症状が進行している
▶ 部屋に籠らないような工夫がある入居後にどのような生活をされるのかをイメージしていくことがとても大切です。施設に入居されたから始まる新しい生活が、従来以上に快適で充足したものにしていくことは、決して難しいことではありません。